真夜中に焼け落ちた家を見に行くのは、ちょっと不気味です。
明日でもいい気もしますが、区切りをつけたかったのでさくさくと行ってみましょう。
入り口の正面にあるのが、火元となった暖炉ですかね。
……ん?
出たー!
死んだ娘さんヘルギの幽霊ですよ!
火と煙にまかれて死んでしまったのですが、本人は死んだことについてはあまり理解できていない様子。
淋しいので一緒に遊んでほしいそうです。かくれんぼで彼女を見つけられれば、きっと火をつけた人物について教えてくれるでしょう。
しかし、夜だけです。彼女のほかにもう一人いるらしくて、ヘルギはその人物に見つかりたくないのです。
そしてヘルギは姿を消したのですが、いやはや……。
「……自分が死んだこと、わかんないんだろうなぁ」
「探すのか?」
「探すでしょ、これは。探してあげないと」
「取りつかれるなよ~?」
「気をつけよう」
すぐに探しに行ってもいいのですが、なんだかちょっと一息つきたい。
宿屋に顔を出しました。
主のジョナは、私が火事の原因調査の依頼を請け負ったことをもう知っていました。
ヘルギの幽霊を見たというと、首長に伝えることを勧められます。
そうですな。確か首長は幻視系に強いってことなので、話してみるのもいいでしょう。
というわけで、真夜中寝ているところをたたき起こして、話してみました。
すると、首長イドグロッドは「墓地をさがしてごらん」とアドバイスしてくれます。
「よしこのまま墓地へ行こう。夜だし」
「いいぜ~スピード解決?」
「スピード解決!」
墓に行ったら、
吸血鬼がいました。
倒してみてわかったのですが、ラレッテでした。
行方不明になっていたソンニールの妻です。吸血鬼になっていたのでした。
小さな棺は、ヘルギのものです。彼女はラレッテから隠れていたのです。
ヘルギによると、ラレッテは、ヘルギと彼女の母を燃やすように言われていたけれど、やりたがらなかったのです。
ラレッテはヘルギを気に入ってたみたいなんですよね。
命令と感情のはざまで苦しかったっポイ。
ラレッテがヘルギの首にキスをすると、もう火に触れても痛くないくらい体が冷たくなったというから、ラレッテはヘルギを噛んで吸血鬼にしようとしたのかも。
でも結局ヘルギは完全に燃え、魂だけがとらわれてしまっていたようです。
そこでソンニールが近くに来ていたことに気づきました。
妻を探してここまで来てしまったのか、私たちを追ってきたのか。
で、自分の妻が吸血鬼だったことを知ってしまいました。
ラレッテはアルバと親しくしており、いなくなった晩も二人は会う約束をしていました。
アルバは待ち合わせにはこなかったのだとソンニールに説明したが、実際には会っていたのではないでしょうか。
しかし、私の推測をなぜか「アルバが吸血鬼だなんてとんでもない」と否定するソンニール。ラレッテが吸血鬼になったのは沼に落ちたかも、などトンデモ推理まで。
「……ソンニール、アルバファンかね」しかし、ソンニールの言うことにも一理あります。「アルバがこの件に関与していることを首長に証明する」必要があるということです。
「男ってのは美人に弱いからさァ」
「いやいや、奥さんのほうを信じてやってほしいよ」
「ストームクロークに合流するって言って出て行った奥さんだろ?」
「そりゃそうか。捨てられてたら信じる気にならないのも仕方ない」
アルバについて調べるには、彼女の家を調べるのがよさそうです。
彼女は宿屋近くを散策していたので、不在のうちに彼女の家に忍び込むことにします。
最近は鍵開けも上手になったし、隠密行動もわりと得意なので、住居侵入もお手の物です。
(ちなみに、夜にアルバの家に忍び込んだら、ベッドでフロガーが寝ていました。まったく……)
そしてアルバの地下室ですが、
棺のベッドと、疑惑を裏付ける日記が発見できました。
これによると、アルバはモヴァルスという吸血鬼の出会い、彼の命令でモーサルを吸血鬼の街にしようとたくらんでいたのです。
フロガーを自分の棺の見張り役にし、ラレッテを手下にしました。そしてフロガーの家族が邪魔なのでラレッテに事故にみせかけて始末しろと命令したとか……モーサルの民を家畜扱いしていつでも血が飲めるようにするだとか……
「鬼畜だわ」
「そうだな」
「あと、モヴァルスって、モーサルにくる手前の洞窟に関連してそう。あそこ、吸血鬼の巣窟だったし」
「殴りこむ?」
「とりあえず、首長に報告してからね」
日記に書かれていた吸血鬼の長モヴァルスは、前世紀に死んだということになっていますが、復活したようです。
首長に戦士を集めておいたから、隠れ家を一掃してこいと頼まれます。
まあ、ここまで来たら乗りかかった船ですからね。
やりましょうやりましょう。
……おや?
うっそ、衛兵じゃなくて街の住人を引き連れて吸血鬼退治に行けって!?
戦えそうなベノアならともかく、他の連中は無理でしょ!
洞窟の入り口までついてきちゃうのは仕方がないのですが、
連れて行って死んでしまっても後味が悪いですからね。
ゴルディールと2人で洞窟に乗り込んで、さっさと倒してしまいました。
洞窟を出る前に、ヘルギに会いました。
これが最後の邂逅でしょう。
おやすみ、ヘルギ。
最後に、首長にモヴァルスの死を報告して、このクエストはおしまいです。
そのあと、少しモーサルの街を回ったら、目を覚ましたフロガーと会いました。
アルバの呪文によって囚われていた彼は、解放されたものの、ヘルギと妻に起きたことについて自分を許すことができていません。
火を放ったのはフロガーではなかったものの、妻と娘の死をかえりみずアルバの手下となっていたのはきついことでしょう。
いつか彼にも幸せが訪れるといいですね。
<終了したクエスト/タスク>
- 【埋葬】
クエスト・タスク・気になる情報▽
<クエスト>
- ストームクロークの反乱に加わる(レイロフの勧誘)
- ウィンターホールド大学へ行く
- アズラの祠へ行く
- リフテンで顔面改造医を探す
- 【緊急事態】レッドガードの女を見つける
- 【声の道】グレイビアードと話す
- ドーンガードの首領と話す
- 帝国軍に加わる
- 【失われた無垢】親切者のグレロッドを殺す
- ロストナイフ洞窟の隠れ家にいる山賊の頭を倒す
- ドーンスターの博物館へ行く
- 【月明かりに照らされて】シンディングと話す
- 【シルバーハント】スコールと話す
- 珍しい石を鑑定人のところに持っていく
- 【明かりを消せ!】ソリチュード灯台の炎を消す
- 【オラフ王の焚刑祭】オラフ王の詩歌を見つける
- デルキーサスを見つける
- 【ボエシアの呼び声】ボエシアの祠を見つける
- ファルクリースの人々を手助けする
- 鍛冶の巨人の指を見つける
- ディベラ聖堂で像を盗む
- 【忘却の彼方】エセリウムの破片を探す(1/4)
- 【禁じられた伝説】ゴールドールの伝説を調べる
- ヌチュアンド・ゼルにいるニムヒを殺す
- オグマンドがタロスを崇拝している証拠を見つける
- 【フォースウォーンの陰謀】ウェイリンについて調べる
- 【フォースウォーンの陰謀】ソーナーについて調べる
- 【死の体験】リーチクリフ洞窟からドラウグルを一掃する
- ホルフディルの盾をイグマンドのために見つける
- ペイルの人々の手助けをする(2/3)
- トーキングストーンの野営地にいる巨人を倒す
- イグロッドのメモをダニカへ届ける
- ドゥーマー太古の物語 第5部を1つラミのところに持っていく
<個人的タスク>
- 帝国・ストームクロークのどちらにつくかの検討
- ドレラスの小屋をどうするか決める
- 宝の地図7、10
- レヴィン作のシリーズ4冊を読む「物乞い」「盗賊」「戦士」「王者」
<前回発生して今回まだ見ていないもの>
- オールド・オーク
- ホワイトラン首長と弟フロンガルの関係について
- ペライトの祠でケッシュを見つける
- スタンダールの番人を襲う吸血鬼
- 闇の一党の暗殺者に襲われる
その他の多少気になる情報>
- ホワイトランの警備情報は最悪(宿屋の客・シンミール情報)
- ドラゴンズリーチはドラゴンを閉じ込められるように改築された
- ウィンドヘルムで女性連続殺人が発生している