「さ、とうとうウィンドヘルム編のスタートだよ!」
「馬車でくればすぐだったのに」
「旅のだいご味もいろいろあったじゃない」
「そうですね。では行きましょうか。ウィンドヘルムはノルドの遺跡を利用した街です」
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外門をくぐっていきましょう。 |
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内門へ続く道は、立派に舗装されています。古い都市なのかもしれません。 |
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内門を抜けたらウィンドヘルムの街です。 |
おや、入ったところで、もめごとが起きていました。
右手側です。
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ノルド2人が、ダークエルフの女に言いがかりをつけているようです。 |
難癖をつけているのは、ノルドのロルフとアングレノア。
つけられている側は、ダークエルフのスヴァリス・アセロンです。
ノルド2人は、「ダークエルフがストームクロークに協力するのを拒んでいる」「帝国のスパイだ」と非難しています。罵りに近い言葉であり、正直、聞くに堪えません。
こういうの見ちゃうと、これまでの経緯で比較的ストームクローク側に心が動いていたのが、一気にフラットなところに戻っていきます。
これまでの経緯:帝国に与するのちょっとなぁ
- 帝国軍に問答無用に処刑されるところだった
- 帝国がストームクロークを強襲し、裁判もなしに処刑しようとした
- 帝国側についているホワイトランのバトル・ボーン家が偉そう
- 帝国が提携したサルモール(エルフ)が印象よくない
- 信仰の自由を認めない(タロス信仰を認めない)ところとか
新たな経緯:ストームクロークもどっこいかなぁ
- ノルド至上主義、ダークエルフに暴言を吐く
内戦でどちらにつくかは、もう少し考えることにします。
汚い言葉は、人の心を離れさせますね。気をつけます。
スヴァリスを罵って、2人は立ち去っていきました。
ぴりぴりしたスヴァリスに話しかけると「ダークエルフが嫌いなの? 追い出すためにやってきたってわけ?」とつっかかられますが、これは致し方がないでしょう。
「いや、別に嫌いじゃない」と答えると、わりと穏やかな返答がきました。
「じゃあ、間違った街に来てしまったのね。ウィンドヘルムはひがみ屋と料簡が狭い奴らの温床よ。あなたみたいな人にはふさわしくないわ」
こっちもそれなりに辛らつでした。
彼女によると、ノルドたちはダークエルフだけではなく、アルゴニアン等、ノルド以外を標的にして罵っている様子。特に、最初に彼女をののしったロルフは「酔っぱらって、夜中にダークエルフを侮辱する叫び声をあげながら、灰色地区を歩き回る」とのこと。
うん、最悪ですね、確かに。
(※灰色地区は、ダークエルフたちが隔離されているエリア。ゲットーのようなものかと思われます)
そのあと、もう一人のノルド・アングレノアに話しかけてみたところ、元軍人(怪我で退役?)の物乞いでした。職業に貴賤はないというものの、やはり「うーん」と思ってしまいます。
己の心の狭さを反省しながら、内門を背に進みます。
ほどなく「王の宮殿」を発見しました。
最初に帝国にとらえられた時、同じ馬車に乗っていたストームクロークの首魁・ウルフリックが戻ってきているはずです。
あいさつにでも行ってみましょうか。

広間の奥の、ウルフリックの王座。
彼はガルマルという腹心の部下と話をしています。ちょっと聞いてみましょう。
2人は王座の間から、隣の作戦室のようなところへと歩いていきます。ついていっても気にしません。日常的に交わされている会話なのでしょう。
ガルマルは武闘派のようで、「エルフが人間の運命を支配する前に、死ぬつもりだ」などと言っています。
タロス信仰を禁じられたことも含め、とにかくエルフにとやかく言われたくない、という意思がはっきり伝わってきます。
会話をしながら王座に戻ったウルフリックは、ガルマルを相手に宣誓します。

私は戦う。我が手にすべてを委ね、異邦の地で倒れて行った人々のために。
私は戦う。彼らの口より最後の吐息とともに漏れ聞こえた妻子の名のために。
私は戦う。故郷に帰れぬ者のために、親し気な顔をまとったよそ者が溢れる国を目の当たりにするしかなかった者のために。
私は戦う。我が民を導く力も持たぬ帝国に、統治を求めた者に犯罪者の烙印を捺すような者たちに対し、債務を払い、困窮させられた民のために。
私は戦う。今までの戦いを無にしないために。
私は戦う… 他に道なきがゆえに。
理解できる部分もあり、難しいところもあり。汚い言葉は、人の心を離れさせますね。気をつけます。
スヴァリスを罵って、2人は立ち去っていきました。
ぴりぴりしたスヴァリスに話しかけると「ダークエルフが嫌いなの? 追い出すためにやってきたってわけ?」とつっかかられますが、これは致し方がないでしょう。
「いや、別に嫌いじゃない」と答えると、わりと穏やかな返答がきました。
「じゃあ、間違った街に来てしまったのね。ウィンドヘルムはひがみ屋と料簡が狭い奴らの温床よ。あなたみたいな人にはふさわしくないわ」
こっちもそれなりに辛らつでした。
彼女によると、ノルドたちはダークエルフだけではなく、アルゴニアン等、ノルド以外を標的にして罵っている様子。特に、最初に彼女をののしったロルフは「酔っぱらって、夜中にダークエルフを侮辱する叫び声をあげながら、灰色地区を歩き回る」とのこと。
うん、最悪ですね、確かに。
(※灰色地区は、ダークエルフたちが隔離されているエリア。ゲットーのようなものかと思われます)
そのあと、もう一人のノルド・アングレノアに話しかけてみたところ、元軍人(怪我で退役?)の物乞いでした。職業に貴賤はないというものの、やはり「うーん」と思ってしまいます。
己の心の狭さを反省しながら、内門を背に進みます。
ほどなく「王の宮殿」を発見しました。
最初に帝国にとらえられた時、同じ馬車に乗っていたストームクロークの首魁・ウルフリックが戻ってきているはずです。
あいさつにでも行ってみましょうか。

広間の奥の、ウルフリックの王座。
彼はガルマルという腹心の部下と話をしています。ちょっと聞いてみましょう。
2人は王座の間から、隣の作戦室のようなところへと歩いていきます。ついていっても気にしません。日常的に交わされている会話なのでしょう。
「バルグルーフって言ってたけど、ホワイトランの首長かね?」
「ええ。そうでしょう。ウルフリックはホワイトランに味方になるよう、圧力をかけたいようですね。やや帝国寄りですが、いちおう中立を保っていますから」
「戦争も辞さない勢い」
「すでに上級王トリグをその手にかけていますから。覚悟はできているのでしょう」
「トリグ」
「ソリチュードの首長、スカイリムの上級王です」
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ウルフリック「トリグの件は他の首長に向けた意思表示にすぎぬ。誰にすげ替えるにしても軍の支持が必要だ」 |
ガルマルは武闘派のようで、「エルフが人間の運命を支配する前に、死ぬつもりだ」などと言っています。
タロス信仰を禁じられたことも含め、とにかくエルフにとやかく言われたくない、という意思がはっきり伝わってきます。
会話をしながら王座に戻ったウルフリックは、ガルマルを相手に宣誓します。

私は戦う。我が手にすべてを委ね、異邦の地で倒れて行った人々のために。
私は戦う。彼らの口より最後の吐息とともに漏れ聞こえた妻子の名のために。
私は戦う。故郷に帰れぬ者のために、親し気な顔をまとったよそ者が溢れる国を目の当たりにするしかなかった者のために。
私は戦う。我が民を導く力も持たぬ帝国に、統治を求めた者に犯罪者の烙印を捺すような者たちに対し、債務を払い、困窮させられた民のために。
私は戦う。今までの戦いを無にしないために。
私は戦う… 他に道なきがゆえに。
ノルド至上主義っぽすぎるなぁという気もしていますが、「立ち上がるしかなかった」というところに来ているのも感じます。
統治するのも、骨の折れる仕事ですね。
ガルマルに「上級王になれ」と勧められつつ、ここで二人の会話は終わったようです。
ウルフリックに話しかけてみましょう。
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ウルフリック「呼ばれてもいないのに首長へ近づくのは愚か者か勇者だけだぞ…」 反応しにくいな! |
顔を見て「どこかで会った」と感じてたようです。
ヘルゲンにいたことを伝えた私のことを思い出してくれました。
「レイロフの脱出を助けた。彼は身元を保証してやると言った」
脳裏に浮かんだ言葉を選びながら、久しぶりにレイロフのことを思い出します。
レイロフには恩義があります。
処刑寸前にドラゴンが襲撃した時、レイロフが声をかけてくれたから我に返って逃げられました。
一緒にリバーウッドまで行き、彼の姉の助けも得られました。
クモがちょっぴり苦手なナイスガイのイメージがついています。
ウルフリックも、レイロフについてはいい印象を持っていたようです。レイロフの生存を喜んでいました。
ただ、彼はまだウィンドヘルムに戻ってきていないそうです。まだリバーウッドにいるのでしょうか。
そうそう、ガルマルと話せと言われたあとのウルフリックのセリフも、ちょっと強烈でした。
「罪深き過去を捨て、今より名誉と高潔さを保って我が方のために戦うがいい。我々はお前を歓迎しよう」
「私の過去が罪深いと断言されたよ!」
「ストームクロークにつかないノルドはすべて『罪深い』ということなのでは」
「乱暴だなぁ。ちょっと前まではストームクロークに同情的だったけど、なんだかその気が失せて来たよ」
「もう少し考えたらよろしいのでは?」
「そうする」
ウルフリックからは、ドラゴンボーン伝説についての話も聞くことができます。
彼は、少年のころにグレイビアードと修業をしたことがあるのです。
ウルフリックとの話は、内戦のことよりこちらのほうがよほど参考になりました。
- 声の道は生命を”スゥーム”あるいはシャウトに込めるという古代の霊的な魔法形態の一つ
- 多くの者は一声叫ぶだけでも何年物修業を必要とする
- ドラゴンボーンは、生まれながらにシャウトを使える(ドラゴンが使うとされるものと同じやり方)
- グレイビアードはシャウトの秘儀”声の道”を究めた者たち
- ほとんど言葉を発しない、ごくわずかな相手とだけ話す。召喚は誉。
- ウルフリックは少年時代にシャウトの修業をしていた(グレイビアードになる予定だった)
- ウルフリックはハイ・フロスガー(グレイビアードの地)で10年ほどすごしたが、対戦が起きたので見過ごせず、山を下りた
- ハイ・フロスガーは下界の面倒事から徹底して隔絶されている
- (首長の息子だった)ウルフリックは、大戦勃発のために下界に降りるしかなかったし、戻ることもできなかった
- グレイビアードの一人に、アーンゲールという人物がいる
- ウルフリックの師匠っぽい
- シャウトはキナレス信仰のためだけに用いられるべきだと信じている
- ウルフリックは「その厳しい教えから落ちこぼれた」(本人談)
- ウルフリックはシャウトでトリグを倒した
- ノルドならグレイビアードにシャウトを教わることができる
- シャウトを使えなかったのはトリグが器じゃなかったから
けっこう気さくにいろいろ教えてくれます。
とりあえず、情報量が多いので、いったんここで切ってみることにします。
ウルフリックは、過去にグレイビアード候補生としてシャウトを学び、俗世での大戦を見て戻ってきて、もうグレイビアードになることはできないと考えている(国を捨てられない的な)のです。
なんというか、「芸事に進もうとしたが、実家を継がなくてはならなくなって芸の道を諦めた」みたいな感じでしょうか。
今回はここまでにして、次からはどうして帝国と戦っているのか、話を聞いてみることにしましょう。
クエスト・タスク・気になる情報▽
<クエスト>
- ストームクロークの反乱に加わる(レイロフに勧誘された)
- ウィンターホールド大学へ行く(魔法を学べる)
- アルベンタス・アレティノと話す(闇の一党に接触しようとしている)
- アズラの祠へ行く(ダークエルフが作った名所)
- 吟遊詩人の大学を調べる(ソリチュードにある。校長はヴィアルモ)
- リフテンで顔面改造医を探す
- 【戦闘中行方不明】ノースウォッチ砦で待ち合わせ
- 【緊急事態】レッドガードの女を見つける
- 【声の道】グレイビアードと話す
- 【自然の祝福】ネトルベインを回収する
- ファルクリースの首長と話す
- 【スカイリムを襲う苦難】崩れ落ちたファング洞窟で敵のリーダーを倒す
- 【ドーンガード】ドーンガードの首領と話す
- ペライトの祠でケッシュを見つける
- 帝国軍に加わる
- 【夜明け】メリディアの灯をキルクリース山に持っていく
<個人的タスク>
- シマーミスト洞窟奥の探索
- ホワイトラン地方のドレラスの小屋をどうするか考える
- ホワイトラン地方のダストマンの石塚は後回し
- ホワイトラン地方の詐欺師の隠れ家が未クリア
- ホワイトラン地方のシアーポイントはドラゴンの住処
- 内戦で帝国・ストームクロークのどちらにつくかの検討
<その他の多少気になる情報>
- ホワイトランの警備情報は最悪(宿屋の客・シンミール情報)
- ホワイトランのイソルダは、バナード・メアを購入予定