「あーちょっと待って、アルケイン付呪器を使っていくから」
「その付呪ってやつは便利だけどオレ才能ないんだよねー」
「へー。やってると慣れるよ」
「そう? 今度やってみるかなぁ」
この世界には付呪という魔法があります。いわゆるエンチャントです。
剣などの武器以外にも、鎧や装身具に付呪が施せます。付呪そのものは、すでにエンチャントされたアイテムを解呪することで習得するのです。
解呪も付呪も、この「アルケイン付呪器」で行います。
どくろを配するなど、なかなかのセンスですね。 |
ホワイトランのアルケイン付呪器は、ドラゴンズリーチの魔術師ファレンガーの部屋にあります。荷物を売り払う前に、ここにやってきて解呪をするのは、わりと通例です。
今回も、ゴルディールとバルバスをおともに、ファレンガーの部屋の付呪器を使いにやってきました。
ついでなので、アイテムを少しファレンガーに売り払います。
すると、ファレンガーにお届け物を頼まれます。
ホワイトランにある錬金術の店に行くくらい、お安い御用です。
引き受けます。
アルカディアに渡すと、いろいろ薬をくれました。いい人です。
いいことをした気になって、また旅路に戻ることにします。
前回探索したブローテッド・マンの洞窟から、街道を北上していきます。
すると、夜闇を逃亡者がやってきました。
なんと。逃亡者が「鋼鉄の錬金術の兜(大)」を預かってくれと頼んできます。
ためらっていると押し付けられ、逃亡者は岩の間に隠れます。
それを追って狩人がやってきました。
うーん、あまり嘘はつきたくありません。知り合いじゃないし。それに、逃亡者のほうが怪しいし。
そういうわけで、逃亡者の隠れた岩陰を教えます。
「あの野郎、俺のものを盗んだんだ!」やはり…… |
狩人は、逃亡者に矢を射かけます。
逃げ惑う逃亡者になかなか当たらない様子。とうとう取り逃がしてしまいました。
これ、アイテムだけ私が持ったままなんですけど、いいんですかね……?
しかしどっちも行ってしまったので、どうにもなりません。
私も先を急ぐことにします。
途中で、巨人が牛をおっているところを見かけました。
巨人にはさんざん痛い目にあわされています。今もまだ勝てる気がしません。
夜闇を散歩する牛と巨人 |
ふと北に広がる平原に目をやると、何やらオブジェが立っています。
「なんかあるね、ゴルディーさん」
「なんかあるな。行ってみる?」
「行ってみよう」
「わふ!」
そこはのんきな3人旅、すぐ寄り道します。
グジュカールの記念碑 |
なにやらわかりませんが、記念碑です。
ここがなんの記念碑だかわかる記述はありません。
物悲しい感じです。
記念碑の足元に、本が置いてありました。
「あ、でもこの本、話術に超役に立つ」
「やったじゃーん」
「いえー」
本を読むとスキルがあがることがありますし、本を集めるのは趣味なので、とにかく読みます。話術はあがるほど取引や説得が楽になるので、嬉しいです。
他に何もないので、また街道を走ります。
すると、今度は争っている集団を発見しました。
ステンダールの番人です。
ウィンドヘルムの近くで吸血鬼に殺されているのを見たことがあります。
(記録「イーストマーチ地方に到達、ウィンドヘルムまであと少し」)
あ、そういえばハドバルの主であるデイドラのクラヴィカスに会った帰りには、生きているステンダールの番人としゃべりました。
(記録「【デイドラの親友】イヌに勧誘される」)
今回は、ステンダールの番人側は2人、吸血鬼は1人のようです。
容赦なくぼこって、番人たちが勝利を獲得していました。
ステンダール側が勝つこともあるのは、安心しました。がんばれ番人たち。
街道の平和を頼む。
その少し先で、ロリクステッドという町につきました。
農村のようです。宿屋には顔を出してみましょう。
あれ、見覚えのある後ろ姿……?
そうそう、記録「グレイビヤードの呼び出し」中の私に、ホワイトランの内門そばで頼みごとをしてきた人たちです。
そういえば、ホワイトランでの扱いがいまいちなので、ロリクステッドに移動すると言っていました。
相変わらず、レッドガードの女性を探しているようです。 |
しかし、今は情報がありません。
「このひとら、私がその女性を発見するまで、ここでのんびり過ごしてるのかしら」
「そりゃまあ、やってくれる人がいるならそうなるっしょ」
「うひー! 君が言うとちょっと説得力あるなぁ」
「うっ……叔母への罪悪感が……。お前ら働けよー!」
そんな彼らを横目に、宿屋の主人の方にいくと、青年が立ってました。何の気なしに話しかけてみます。
「たっぷり冒険してきたんでしょうね、うらやましい。実は、あなたなら僕を助けられるかもしれないんです」 |
また頼まれごとの気配。話を聞いてみましょう。
彼の名はエリク。宿屋の主・ムラルキの息子です。
エリクは冒険者になりたいが、父に反対されているのです。彼は、大戦で戦った兵士でした。引退してこのロクステリッドに宿屋を構えたのです。
ここでも大戦の影が見え隠れ。大戦のあとも、人は生きているのだなぁと歴史を感じます。
きっとエリクの母親とは、穏やかな愛をはぐくんだのでしょう(妄想)。
ところが母親はエリクが赤ん坊の頃に死去。父一人・子一人の生活です。
そのためでしょうか。息子エリクには「この村の農場で働け」と言い続けているのです。エリク自身も、平和で住人の人柄もよいこの村を大切に思っているのはよくわかります。
それでも、冒険に行きたいと願うのは、青年の常。
ただ、冒険者になることを許されたとしても、鎧を買う金がないという……。
「いや、鎧ないとまずいでしょ、さすがに」
「親に金を出してもらえばいいんじゃん?」
「そりゃそうだけどさぁ、冒険者になるのを反対している父親が出してくれるとは思えないよ」
「話してみないとわかんないって」
「君、おっそろしく適当だな、ゴルディール!」
ムラルキに話しかけて、世間話的に仕事がないか聞いてみます。
すると、巨人討伐の手配書をくれました。
やばい、巨人はやばいよなー。
正直、エリクのことより巨人のほうがよっぽど気になります。
エリクはこのまま村にいれば(たぶん)巨人に殺されませんが、私は手配書をもらってしまったからには、巨人と戦う宿命を背負ってしまったのです!
そりゃ、仕事がないか聞いたのは私ですが……。
ともあれ、エリクの話を振ってみました。
すると、心配性の父親らしいコメント。防具を買う金がない話もしてきます。
現実はかくも苦しい。
そして、これまで語ってきませんでしたが、片端から洞窟やら砦やらを攻略してきた私は、余剰の財産を持っているのでした。
仕方がありません。富めるものの義務です。
鎧代を出してあげましょう。
感謝されました。
しかし、このあと宿代をただにしてくれる、とかはありませんでした。 |
これで、エリクは冒険者の仲間入りです。
そのうち酒でも酌み交わしながら、互いの冒険の話をしよう、と言って、いったんは別れます。
宿の外に出て、気づきました。主のムラルキに、このあたりで聞ける噂を確認するのを忘れていました。ちょっと戻ります。
すると、傭兵の『虐殺者エリク』なる人物が椅子に座っていました。
そう、さっき父親から冒険者になることを許された、あのエリクです。
傭兵ですか! 経験ないとか言ってるくせに、他の傭兵と相場が変わらないじゃないですか!
まったくもう。
雇いませんよ?
雇いませんからね?
私が彼を雇わずに宿を出ていったのも、あまり責めないでください。
<終了したクエスト/タスク>
- アルカディアに(ファレンガーの)氷の塩鉱石を渡す
- エリクについてムラルキと話す
クエスト・タスク・気になる情報▽
<クエスト>
- ストームクロークの反乱に加わる(レイロフに勧誘された)
- ウィンターホールド大学へ行く(魔法を学べる)
- アズラの祠へ行く(ダークエルフが作った名所)
- 吟遊詩人の大学を調べる(ソリチュードにある。校長はヴィアルモ)
- リフテンで顔面改造医を探す
- 【戦闘中行方不明】ノースウォッチ砦で待ち合わせ
- 【緊急事態】レッドガードの女を見つける
- 【声の道】グレイビアードと話す
- 【ドーンガード】ドーンガードの首領と話す
- ペライトの祠でケッシュを見つける
- 帝国軍に加わる
- 【夜明け】メリディアの灯をキルクリース山に持っていく
- 【失われた無垢】親切者のグレロッドを殺す
- コンスタンス・ミシェルは殺さない
- 【ホワイトファイアル】白き小瓶を回収する
- アターリング・ヒルズ野営地で敵のリーダーを倒す
- ドーンスターの博物館へ行く
- フレイディス女王の剣をクラグワロウ・スロープの中で見つける
- 【月明かりに照らされて】シンディングと話す
- バイルガルチ鉱山で敵のリーダーを倒す>/li>
- 【デイドラの親友】バルバスと悔恨の斧を回収する
- ヴィオラの金の指輪をヴィオラ・ジョルダノの家に置く
- 同胞団の指導者と話して仕事をもらう
- 【救出作成】クストをエンバーシャードから助ける
- ブリークウィンド水源にいる巨人を倒す
<個人的タスク>
- シマーミスト洞窟奥の探索
- ホワイトラン地方のドレラスの小屋をどうするか考える
- ホワイトラン地方の詐欺師の隠れ家が未クリア
- ホワイトラン地方のシアーポイントはドラゴンの住処
- 内戦で帝国・ストームクロークのどちらにつくかの検討
- 内戦の背景をもう少し掘り下げる
<その他の多少気になる情報>
- ホワイトランの警備情報は最悪(宿屋の客・シンミール情報)
- ホワイトランのイソルダは、バナード・メアを購入予定
- ウィンドヘルムの街のあちこちで女性が殺されている
- ウィンドヘルムの宿屋にアドナドという作家がいる
- ファルクリースのデンジェールは、鍛冶屋のロッドが帝国のスパイだと主張
- ボラーの令状/ボラーの忠誠剣